前立腺肥大症とは
最近、前立腺肥大症が原因の排尿障害で泌尿器科を受診する中年男性が増えています。一般的に50歳以上の男性の3人から4人に1人は前立腺が肥大しているといわれているので、前立腺肥大症はまさに国民病といってもよい病気です。
前立腺肥大症は、ほとんどの男性の場合、徐々に進行していきます。前立腺肥大症は、加齢現象の一つである体の変化とともにあらわれ、患者はだいたい同じようなオシッコの悩みをかかえています。しかし、老化によるものだと諦めてしまいがちで、早い段階で病院を訪ねて治療する人はまだまだ少ないようです。
前立腺肥大症は、前立腺という臓器の疾患なので、自然に治る病気ではなく、放置しておくと少しずつ症状は進行していきます。そしてトイレの回数が増えると、仕事に差し支えたり、ちょっとした旅行や長時間の外出のときの悩みの種になります。また、歳をとって前立腺肥大症の症状がひどくなってくると、夜間に何回もトイレに通うために不眠になったり、オシッコしてパンツにしまい込んだ後で尿を漏らして下着を汚すといったことも珍しくありません。
さらに前立腺肥大症が進んで重症になると、水腎症や尿閉といってオシッコが出なくなる症状があらわれ、最悪の場合は命にかかわることもあるのです。